☆☆☆☆ マイベスト中堅~下位
ブラッド・メリディアン あるいは西部の夕陽の赤 (ハヤカワepi文庫) 作者:コーマック マッカーシー 発売日: 2018/08/21 メディア: 文庫 この世界のあり方は花が咲いて散って枯れるというものだが人間に関しては衰えというものがなく生命力の発現が最高潮に達…
書記バートルビー/漂流船 (古典新訳文庫) 作者:メルヴィル 発売日: 2015/09/09 メディア: 文庫 「人間は考える葦である」と言ったのはパスカルである。 「人間は心を持った機械である」と言ったのはデカルトである。 人間の定義は様々だ。他にも「遊ぶ人」(…
*ネタバレありますがクリアにつながるヒントはほとんど記載していません。 Return of the Obra Dinn - Available Now 見渡す限りの黒い海。 やがて訪れる嵐の気配。 5年の時を超えて、乗組員の亡骸を載せて帰還した幽霊船。 白黒の点描で描かれたオブラ・デ…
闘争領域の拡大 (河出文庫) 作者:ウエルベック,ミシェル 発売日: 2018/02/03 メディア: 文庫 ウェルベックは村上春樹に似ているとよく言われるが、個人的には太宰治に似ていると思う。 ウェルベックも太宰も、ともにキャッチ―なフレーズを作るのが非常にうま…
次元大介の墓標 感想 身捨つるほどの女はありや 少し前の映画になるが、血煙の石川五右衛門見て思うことがあったので書いてみる。 ネタバレしまくり。 「次元回に外れなし」と人は言う。主にアニメ版part 2の次元メインのエピソードを指すことが多い。「国境…